いつ終わる田園の憂うつ 田園都市線禁断の選択 [仕事のはなし]
本日(4/5)より、『田都』の8時台に渋谷到着の急行13本が準急に格下げされ、二子玉川~渋谷間が各駅停車となった。実は『田都』のダイヤ改正があちこちで報道され話題となっているのだ。アエラ、産経新聞、TV東京ワールドビジネスサテライト、混雑緩和のために電車の所要時間を延ばすと言うのはこれまでの価値観ではありえないことだったのだ。少子高齢化、団塊の退職等、鉄道業にとって明るい話がない中、田都だけは例外。2025年まで沿線人口が増加しつづけるらしい。みなさんも、松下がレッツノートの耐久性を検証したとされる田都の混雑ぶりを一度お試しあれ!本日の運行状況と効果のほどは以下のとおり。
<急行押上行> あざみ野 →溝の口 → 二子玉川→三軒茶屋 → 渋谷
従来のダイヤ 8:17 8:28 8:32 8:41 8:46 一年以上利用しているが、一度も定刻に到着した経験がない。 ①昨日の運行 8:17 8:28 8:32 8:41 8:49 週のうち3-4日は数分程度の遅れ。この程度では車内お詫び放送なし。
②先週の運行 8:17 8:28 8:32 8:42 8:52 週のうち1-3日は5分以上の遅れ。最近はこれでもお車内詫び放送をしなくなった。
<準急押上行> あざみ野 →溝の口 →二子玉川→三軒茶屋 → 渋谷
新ダイヤ 8:17 8:28 8:32 8:43 8:47 急行より1分の所要時間アップだが、各停も到達が早くなり乗客が分散するのでメリットある予測。
本日の到着時間 8:17 8:28 8:32 8:46 8:53 結局定刻より6分遅れ。ニコタマを出てからずっとノロノロ運転、車内は今までより空いている。
●初日のまとめ
・乗客数は各駅停車への分散が進み、区間急行の混雑がいくぶん改善された気がする。
・用賀発までは定刻であったが、その後ずっとノロノロ運転で、結局6分遅れで渋谷到着。
・今日の運行を見る限り、準急への格下げ効果はまったくなし。
・田都はとにかく乗降客が多いので、乗り降りに時間が掛かってドアがなかなか閉められず、結局定刻どおり発車できないため、その十数秒が重なって、5分、10分の遅れに繋がるのであろう。 ・ちなみに、今日は帰り(19時台)の急行も、混雑のため前の各停が遅れて、その影響でノロノロ運転が続き3分程度の遅れが生じた。帰りの遅れもほぼ毎日。 ・田都の特徴は朝の渋谷方面と同等以上に、夕方の中央林間方面が混雑すると言うこと。とにかく輸送人員が多すぎて完全にキャパオーバーというのが実態である。
今週は、新年度のスタートで乗客数が多いこともあるので、来週以降も検証してみることにしたい。
中央大学田口先生(研究室)の田園都市線遅に関する論文 →http://www.ise.chuo-u.ac.jp/ise-labs/taguchi-lab/
産経新聞(3.29朝刊より)
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