横浜市都筑区 池辺農業専用地区 [農業のはなし]
私が住む横浜市都筑区は、今年で発足15周年を迎え、横浜で最も若い区だ。人口増加率は横浜随一で、地下鉄ブルーラインに加えグリーンラインが二年前に開通し、商業施設もどんどん増えて、センター北と南周辺は土日午後は渋滞でどうしようもない状態だ。
こんな都筑区であるが、一方で横浜市で二番目に耕地面積が広い農業区でもあるのだ。
■神奈川県の農業生産額(H18年)
1 位 横浜市 1,014 千万円
2 位 三浦市 965 千万円
3 位 平塚市 644 千万円
■横浜市の経営耕地面積
横浜市全体 2305ha 耕作放棄地67.0ha
1位 泉区 330ha 耕作放棄地8.3ha
2位 都筑区 279ha 耕作放棄地5.0ha
3位 青葉区 238ha 耕作放棄地8.3ha
8位 旭区 180ha 耕作放棄地10.5ha(横浜市でトップ)
※都筑区の耕地面積は横浜市で第2位、耕作放棄地は旭区が一番多く、耕作可能な土地の5.5%に及んでいる。これらの土地を急に農地に戻すというのも無理があると思うので、まずは横浜市が推進する収穫体験ファーム等で土地の有効活用をして地力の回復維持を図ることが大事ではないだろうか。
我々が農作業に精を出す池辺農園は、都筑区池辺町(いこのべちょう)の農業専用地域にある。
農業専用地域とは⇒都市農業の確立と都市環境を守ることを目的とした、横浜市独自の農業振興策なのだ。
以下の3点を目標として、集団的な農地等を農業専用地区に指定し、農業振興策を実施することにより、農地の保全を図っていくのだそうだ。
①新鮮な農産物を市民に供給、②地域の自然や田園環境を保全、③災害等から市民を守る防災空間
港北ニュータウンのマンション群のまわりに農地が広がる。
大都会だと思っていた横浜市だが、農業に関してはなかなかのもんであることがよくわかった。地産地消推進のために、畑仕事に精を出そう!
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