SSブログ

クラフトフェアまつもと2013(その3)染色と陶磁 [クラフトフェアまつもと2013]

さてクラフトフェアまつもと2013の最後は染色と陶磁の器だ。

①長野県は古くから養蚕が盛んで、諏訪地方では製糸産業が発達した。現在でも絹の生糸生産や練糸加工は細々と続けられているし、練糸の草木染も県内のあちこちで取り組まれている。
〇草木染のやさしい色合いが独特の趣を醸し出している。
IMGP0681.jpg
〇青い糸は合成染料なのだろうか、鮮やかな染色だ。
IMGP0678.jpg

②柿渋染めのバッグ 愛知県の日進市で工房を開く女性が出展されるお店をたずねた。柿渋染めは、柿の汁を絞って長期間寝かせたもので、タンニンの成分が独特の赤茶色となって染色されるのだ。その昔は漆塗りの器の下地塗り用に使われていたそうだ。
IMGP0693.jpg

③佐賀有田で工房を構える作家のブースに立ち寄った。有田古来の磁器をベースに独特のデザイン性を持つ、今時のフローリング床のマンションによく合う食器だ。とても軽くて使い勝手がよさそうだ。
IMGP0770.jpg

④陶器の一輪挿し、高いデザイン性と特徴のある筒状の形が目を引く、ぜひ1本購入したいところだ。
IMGP0779.jpg

⑤長野飯綱の自然酵母のパン工房「きなり」が出展されていたので訪れた。人気のパン屋さんなので、列に並んで早く買わないとあっという間になくなってしまう。自然酵母を使い地粉と呼ばれる地元の小麦粉を使ったハード系のパンが特徴だ。
IMGP0752.jpg

⑥出展者リストがないので、目当ての作家がどこに店を構えているのかわからず不便を感じていたが、聞いた話によると、あらかじめ区画を抽選等で決めるのではなく、早朝から並んで、早い者勝ちで区画を取るらしいのだ。なるほどだからあらかじめマップやリスト等を印刷できないのか。開始当日は早朝6時から搬入作業が始まるが、出展者は5時半頃から並んでベストのポイントを場所取りするのだそうだ。出展する場所によって人通りに差が出て来店客数も大きく違ってくるので、売り上げへの影響は大きいのではないか。出展者もいろいろ大変なのだ。
青空の下、広々とした芝生の上で自分の作った作品をお客といろいろ話しながら販売できるのは、職人冥利に尽きるのではないだろうか。
IMGP0656.jpg

職人さんや作家さんといろいろお話できるのは、マーケットならではの楽しみだ。来年もぜひ訪れてみたいと思う。毎年5月の第四土日に開催とのことで、雨天でも開催するらしいのでぜひ訪れてみてください。
IMGP0784.jpg
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。