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マルシェ・ジャポンが都筑区にやってきた!(12/20) [農業のはなし]

12月20日に、マルシェ・ジャポンがセンター南駅前で初開催されると新聞にチラシが入っていたので行ってみた。

『マルシェ・ジャポン』をご存知だろうか。
農水省の資料によると、H21年5月から、農水省の肝入りで、仮設型直売システム普及事業としてマルシェ・ジャポン・プロジェクトが開始されることになった。全国の政令指定都市など規模の大きい都市にある公園や駐車場、ビルのエントランスなどを利用して、テントやワゴンなどの仮設施設を設けて、農林水産物の直売事業が実施され、その運営に対して、初年度(H21)は運営軽費の全額が農水省から助成されるとのこと。1マルシェあたり運営費の助成限度額として1億2000万円を予定し、初年度は全国に10マルシェを見込む。「ぐるなび」が全国事務局として各マルシェ運営者を支援し、今年9月から全国で順次スタート。東京、大阪、横浜など全国主要都市10カ所(下記)で週1〜3回ほど定期的に開く予定で、それぞれ30ブースほどが用意されるようだ。

しかし、このマルシェ・ジャポン・プロジェクトが、H22年政府予算の『事業仕分け』により「民業圧迫」を理由に廃止されることになった。誠に残念ではあるが、会場に行ってみてなんとなく事情がわかった。

当プロジェクトの本来の趣旨からすると、生産者(農家)が直接消費者に農産物を販売することを目的としているのであるが、農家の出店が少ないようで、ジャムや天然酵母パンなどを販売する業者さんも出店されており、マルシェというよりも物産展と言った雰囲気になってしまっている。また参加している農家も、埼玉や千葉、山梨、都内、三浦など広範囲から出店されており、農業の盛んな都筑区や青葉区、緑区など地元からの出店が少ないのが残念だ。私の個人的見解としては、「地産地消」を最優先に、地元生産者による農産物販売を中心とした直売市を目指した方が長続きするのではないかと思った。また野菜類の購買頻度からすると、週末を中心に週1~2回程度の定期開催も大切なことだ。ちなみに都筑区東方町のJAメルカートの直売所は、週末の午前中は地元のお客さんでとてもにぎわっているのだ。せっかくの取り組みなので、ぜひ元気な農業を目指していきたいものだ。

マルシェジャポン1.jpg
マルシェジャポン2.jpg

マルシェ・ジャポンのHP ⇒こちらから


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