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横浜・池辺農園 赤いピーマン アスパラが茂る茂る [池辺農園のはなし]

池辺農園で一緒に作業するKさんの区画に赤いピーマンが実っている。通常の場合、ピーマンは採り遅れると木の上でそのまま赤く色付いてしまいすぐに傷みだす。しかしこのピーマンは赤くなっても皮は厚いままで、まるでパプリカのようなのだ。食べてみるとピーマンそのものの食味だが、ピーマンは青よりも赤く色付いたほうが栄養価が高く、ビタミンCやビタミンEが倍以上も含まれることをご存知だろうか。P1010429.JPG

アスパラがどんどん成長し、茂みになってきた。
栽培1年目とはいえ、ここまで伸びて、まだまだ成長が続くのだろうか。
とにかく1株から出る芽?幹?の数が半端じゃないのだ。来年の収穫がとても楽しみだ。
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いくつかのアスパラの木で、見事な赤い実がなっている。
まん丸で本当にきれいな実だが、特に食用に出来るわけではないらしい。
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横浜・山下農園 台風が過ぎ去りブロッコリーの定植作業(9/25) [山下農園のはなし]

台風の影響で金曜日から強い雨が降っていたので、てっきり共同作業は中止かと思ったが連絡網が回ってこない。朝は雨模様だったが作業開始の時間には雨はすっかり止んで、風もなく農作業にはまったく影響なかった。

今日の作業
・ブロッコリーの定植
・大根、水菜、ルッコラ、カブ、春菊などの撒きなおし
・茄子の農薬散布


①ブロッコリーの定植
通常は作付け計画の段階で種類は決まっているのだが、珍しく三種類のブロッコリーが事前申告制ではなく自由選択性となった。機内食のようだ。苗の数に余裕があるようだが、ロマネスコは以前のテスト栽培であまりおいしくなかったので1株のみにして、少しずつ収穫できておいしい茎ブロッコリーを3株、通常のブロッコリーを10株にした。
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キャベツやブロッコリーカリフラワーと同じように、V字に鍬を入れて畝を作ってから等間隔に苗を定植。その後鍬で土を被せて作付けは終了だ。
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②先週播種した水菜、ルッコラ、カブ、春菊が早くも芽を出してきた。
毎年たくさん出来すぎて収穫しきれず、畑の堆肥となってしまうので、今年はもう少し成長したら間引きするこしたい。
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横浜・山下農園 冬野菜の作付け キャベツ、ハクサイ、かぶ、ルッコラなど [山下農園のはなし]

秋分の日を前に、いよいよ秋冬野菜の作付けが本格化してきた。

★2010年冬期の栽培野菜の作付けと収穫予定は以下のとおり。
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9月18日は仕事のため共同作業を休んだが、同じグループの仲間がキャベツ、ハクサイの定植とチンゲンサイ、かぶ、春菊、水菜、ルッコラの播種を行ってくれた。
★今後の作業は、茄子の撤去とブロッコリー、小松菜、ほうれん草の播種を残すのみだ。
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★先週播種した大根が早くも芽を出した。元気な株のみを残して最終的には1本に間引きしていく。
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横浜・池辺農園  京野菜 鹿ヶ谷かぼちゃが収穫適期に [池辺農園のはなし]

池辺農園でテスト的に栽培をはじめた京野菜のうち、鹿ヶ谷かぼちゃが収穫適期となってきた。
2株に4個なっているので、テストとしては上出来だ。

詳細は⇒こちらから

①色といい、形といいとても個性的で面白い。観賞用としても人気があるというのがよくわかる。
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海外のスーパーマーケットにおける野菜の売り方考察② スイス編 [旅のはなし]

前回(8/26)の北米に続き、今回はヨーロッパ・スイスの状況について報告したい。
夏休みは避暑と山歩きを楽しむためスイスを訪問することが多い(今年は諸事情でカナダになった)。スイス最大の小売業は「ミグロス」というコープで、第二位は「コープスイス」。スイスでは小売業シェアの過半数を占めるのがコープだ。ところで野菜売り場は、北米のスーパー同様スイスでも大半がバラ売りで自主計量方式だ。

★どうして日本ではパック売りが主体なのか★
①定価(定額)販売が基本となっている。魚も肉も野菜もあらかじめパックされレジを通すだけなので販売効率がいいのだ。②日本人は品質に対するこだわり(わがままとも言える)がきわめて強い。汚れた野菜、形の悪い野菜、虫食いのある野菜はまったく売れない。たとえば牛乳や卵、ちくわなど消費期間が短い食品も同様で、日本では、前から取らずに棚の後ろから新しい商品を取り出して買う客も多い。恐らく野菜もバラで販売すると、上から取ってもらえず、客が野菜の品質や形を吟味して選ぶため、売り場が荒れてしまって維持できないであろう。

パック売りは包装する人件費もかかるし、包装資材の費用も馬鹿にならない。農家は栽培や収穫よりも、定貫包装(同じ量目になるよう包装すること)にかなりの時間とコストを割いているのだ。一部のディスカウント店ではコストダウンのためにバラ売りするお店が出てきているが、農家の負担を軽減するため、エコのためにもぜひ「ばら売り」を推進していきたいものだ。

①コープスイスの野菜売り場  バラ販売が基本で、自主計量によるキロ単価売りだ。
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②野菜売り場には、自主計量器がおいてあり、買った野菜を袋に入れて計りに乗せて、該当野菜(果実)の番号を入力するとシールが出てくるので袋に貼ってレジで清算する。
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③山歩きの際には、いつもお世話になるコープスイスのお店
スイスでは街々にコープのお店が必ずあるのだ。
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④オマケ:セガンティーニの世界が目の前に広がる(オーバーエンガディン地方の山並み)
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横浜・山下農園 大根の播種 キャベツの定植(9/11) [山下農園のはなし]

今日からいよいよ冬野菜の作付けが本格的に始まる。朝から30℃近い気温でとても冬野菜の雰囲気ではないが、作付けはもっとも重要な作業なので手を抜くわけにはいかない。実に1ヶ月ぶりとなった水曜日の雨(大雨で被害も出た)で、適度な水分が補給されて畑は最高のコンディションだ。

本日の共同作業
・鍬でキャベツ用の畝を立てる。
・オンコル粒剤(土壌混和型の殺虫剤)をまいて土と馴染ませる。
・苗を等間隔に定植する。
・土を被せる 
・たっぷりと灌水 
・大根の播種を行うマルチの穴にフォース剤(土壌混和型の殺虫剤)をまいて土と馴染ませる。
・秘密兵器「CO・OPただの炭酸水」の缶底で土に窪みをつける。
・マルチひと穴に4粒ずつ播種
・種の大きさの3倍の深さまで土を被せて水をやって終了。
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①V字になるように鍬を使いキャベツの畝を立てる。
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②苗を土手に寄りかかるように定植して、鍬で軽く土を被せていく。こうした難しい作業はベテランのSさんにお任せする。
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③大根は一粒ずつ手作業(素手)で播種していく。いずれ間引きして1本にするのだが、種はひと穴に4粒ずつ撒いていく。種類は三浦だいこん(大高三浦)、聖護院だいこん、青首大根(冬自慢)の3種類だ。三浦大根は、大きく扱いづらいからか地元横浜市でもなかなかスーパーなどでは買えないので貴重な大根なのだ。
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横浜・山下農園 大根・はくさい・レタスのマルチ張り(9/4) [山下農園のはなし]

いよいよ山下農園では、冬野菜の作付け準備が始まる。しかし今年は気温が高く9月に入ったというのに最高気温が36℃もあり雨もまったく降らない。これでは冬野菜の播種はとても無理だ。

◆野菜の栽培と収穫時期の管理には「積算気温」の考え方が大切だという説明がO講師よりあった。積算温度とは1日の平均気温×収穫までの日数のことを指す。O講師の実験によると、横浜市都筑区における秋撒き大根の積算温度は約1200℃とのこと。文献によるとトマトは約900℃、馬鈴薯1000℃、コーンは3000℃とのことだ。9月初旬に播種した大根は約2ヶ月で収穫となったが、10月初旬に播種すると収穫までに4ケ月弱を要するのだ。山下農園の冬野菜は、お正月に間に合うように収穫したいので、それにあわせていつ播種するのかの判断が重要であり難しいのだ。ことしは気温が高いので、播種は平年よりも遅めにするようだ。
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今日の作業
・整地
・寸法出し
・溝掘りサクリ
・マルチ張り


①まずは整地。1ケ月以上む雨が降っていないので土埃がすごい
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②ローラー掛けをして地面を平らにする。マルチと地面の間に空間を作らないための大切な作業だ。
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③溝堀をしてからいよいよマルチ張りだ。センターをあわせて両側から引っ張ってシワがよらないようピンで留めていく。
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④最後に土寄せをして完成だ。コツは両側から同時に土寄せをしてシワがよらないようにすることだ。山下農園では鏡のようにまっ平らで光り輝くマルチングの技が要求されるのだ。
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⑤新人のYさんが農園主に呼ばれた。どうやら茄子の整枝の方法が良くないらしい。農園主の厳しい指導が入る。
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横浜・池辺農園 京野菜・万願寺とうがらしと鹿ヶ谷かぼちゃが順調に生育(8/29) [池辺農園のはなし]

5月13日のブログ(こちらからどうぞ)にもあるが、5月に種をまいた京野菜が収穫適期になってきた。ありきたりの野菜では面白くないので、試しに万願寺唐辛子と加茂茄子、鹿ヶ谷かぼちゃの3種類を作付けしてみたが、加茂茄子は苗作りがうまく行かずまったく成長してくれない。万願寺と鹿ヶ谷かぼちゃは見事に生育し、そろそろ食べごろとなってきた。

①鹿ヶ谷かぼちゃ 立派に生育し、独特の形と艶が美しい。
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★鹿ヶ谷かぼちゃとは(近畿農政局HPより)
文化年間(1804~1818)に山城国粟田村(現在の京都市東山区粟田口)の農夫が、奥州津軽からかぼちゃの種子をもらい、これを愛宕郡鹿ヶ谷村(現在の左京区鹿ヶ谷)の農家に分け与え、栽培されたのが始まりとされています。最初は普通の菊座形のものでしたが、栽培するうちにひょうたん形となり鹿ヶ谷中心に栽培が普及しました。赤系晩生種で高さ20cm、重さ2~3kg程度となります。
深緑色の果実の表面には、大小の数多くの瘤があり、熟すと白い粉がふき、地色は淡い柿色に変色します。味は淡泊で、その形のおもしろさから装飾用にも用いられます。


②万願寺唐辛子 ようやく1本だけ実がなった。これからの成長を期待したい。
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★万願寺とうがらしとは(近畿農政局HPより)
大正末期から昭和初期に舞鶴市万願寺で誕生したと伝えられ、舞鶴地方のみに流通していました。血統は明らかでありませんが、形状、肉質などから伏見群とカルフォルニア・ワンダー系との交配と推定されます。果実は大型で長さ15cm、重さ15g程度の中晩生種で、果肉はピーマン並みに分厚くて軟らかく甘味があり、種子も少なく、独特の風味があるため、煮ても焼いてもおいしくいただけます。



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