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特別純米酒 産直ささのくら  [仕事のはなし]

今日は、ササニシキのお酒「ささのくら」を紹介したい。
先日、仙台の取引先を訪問した際、かつてお世話になったTさんに偶然お会いした。
その際、「ささのくら」なる日本酒をいただいたのだが、これがなかなかうまい酒で、調べたところ、
いろいろとうんちくがある酒だと言うことがわかった。

ささのくら1.jpg

せっかくの貴重なお酒なので、先週、山下農園の収穫祭の幹事で打ち上げを行った際に試飲
したが、なかなかフルーティーでうまく評判は上々、日本酒と言うより米のワインと言った感じだ。

日本酒は、山田錦や美山錦などの酒米を原料とするのが常だが、この酒はササニシキを使用
し、しかも地元大崎市の生産者指定のコープ産直米100%ということなのだ。
醸造適性が高い「醸造好適米」は、たんぱく質の含有率が低く、心白と呼ばれるでんぷん質の
白い部分が米粒の真ん中にあるものが良い酒米とされているらしいので、食べてうまい米は酒に
は向かないというのが常識らしい。
本来、主食用米であるササニシキは酒には向かないはずだが、開発担当のTさんと酒造メーカー
の熱意が良い酒を生み出したのだろう。
ところで、この酒を製造しているのはあの有名な一の蔵なのだ。なるほどうまいわけだ。

米の消費が減り、耕作面積も減少しているが、米の価格も下落傾向だ。このままでは日本人の
主食である米の未来は厳しい。こうした中で主食用米をお酒に出来るのであれば、米粉などの
新規需要米や冷凍米飯向けなどの加工用米以外にも用途が広がり、普段食べているお米が
お酒になるということになれば、消費拡大にもつながるのではないかと思う。
生産者にとっての価格と消費者にとっての価値のバランスがどの程度取れるのかが課題かも
しれないが、小さいことでもとにかくやれることから実行していく必要があるのではないだろうか。

ガンバレ!ささのくら

■産直ささのくらのの概要
原  料 =「産直ふるさと米ササニシキ」
精米歩合 =55%
度  数 =15度~16度
販売数量 =720mlで 限定2200本とのこと
製  造 = 一の蔵 宮城県大崎市   


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