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横浜・山下農園 レタスの収穫 ラテン語で牛乳? [山下農園のはなし]

早いもので、9月末に定植したレタスやキャベツ、菊菜、京水菜、カブなどの冬野菜が収穫適期となってきた。今年は暖かい日が多いことから成長は早いものの、取っても取っても現れる幼虫による食害がとても心配だ。引き続き気を緩めずにテデトールを実行する必要がある。

①最盛期の冬野菜たち。左から、カリフラワー、キャベツ、ブロッコリー、ハクサイ、だいこん、レタス類、チンゲン菜、京水菜、ルッコラ、カブ、菊菜、不織布に覆われているのは小松菜とほうれん草。見事に成長し、まさに食べごろだ。
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②レタスは霜が降りるとダメになってしまうので、早めに収穫しようと思うのだが、サラダ用途だけではなかなか消化しきれない。ついつい畑でそのままになってしまい、霜が降りて手遅れに、そして畑の肥やしになっていく。もう何年も同じことを繰り返しては後悔しているのだ。今年は野菜が高値続きなのでもったいない話だ。
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さて、レタスを収穫する際には包丁で株ごとカットするが、画像のように切り口から白い乳状の液体がにじみ出してくるのをご存知だろうか。O講師の野菜うんちく話によれば、これはラクチュコピクリン (lactucopicrin) と呼ばれるポリフェノールの一種だそうで、レタスの語源とも関係しているらしいのだ。
実はレタスの語源はラテン語で「牛乳」という意味だそうで、レタスの和名であるチシャ(チサ)も「乳草(ちちくさ)」の略で、ともにレタスの切り口から出る白い液体が由来になっているそうだ。ラクチュコピクリンには「軽い鎮静作用と催眠促進」の効果があるらしく、19世紀頃までは乾燥粉末にして鎮静剤として利用していたというのだ。眠れないときはレタスを食べれば眠れるのだ。ただのサラダ野菜かと思っていたら恐るべしレタスだったのだ。

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