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スイス・ツェルマットトレッキング その1 ツェルマットへの行き方 [スイス・トレッキング2011年夏]

8月13日と20日の山下農園共同作業をお休みして、毎夏恒例の海外トレッキングの旅に出かけた。今年は3年振りのスイスヴァリス州ツェルマット(ZERMATT)が目的地だ。
ツェルマット駅近くに週貸しのアパートを借りて、今回も思う存分トレッキングを楽しんだが、今後スイスやフランス、オーストリー等のヨーロッパアルプスで山歩きを楽しみたい方のために少々詳しくレポートすることにしたい。

Ⅰ.ツェルマットまでの道のり
◇航空便
今回はなかなか夏休みの日程が決まらず、スイスまでの便の予約が1カ月前になってしまったので、10万円台の安いチケットに空きがなく、NH(全日空)ミュンヘン経由チューリッヒ行きのエコノミーVクラスを何とか確保した。混雑する時期は、日系キャリアの上級会員であれば、多少の価格差があっても会員となっている日系キャリアに予約を入れるのが得策だ。というのもオーバーブッキングの場合は優先的にアップグレードされるし、荷物のプライオリティサービスも受けられ、空港ラウンジでゆっくりすることも出来る。また機内でも、通路側席の確保や機内食の事前確保など何かと気を使ってもらえるのだ。今回もCクラスにアップグレードとなり幸先の良い出だしとなった。

◇チューリヒ~ツェルマット
空港の二層下のフロアに国鉄の駅があり、国内各地に向かう特急(IC・EC)がほとんど停車するので、とても使い勝手が良い。ツェルマットには旅行客は車では入れず、ひと駅手前のtashで列車に乗り換える必要があるため、ツェルマットに滞在するのであれば列車の旅かお勧めだ。
これまでチューリッヒからツェルマットの玄関口であるブリークまでは、カンデルシュテークを経由する山岳路線を経て3時間以上掛かっていたが、2008年に「新レッチュベルクトンネル」が開通し、チューリッヒ~ベルン~ブリークが2時間で結ばれ、またブリークで乗換えが必要であったツェルマット行きの列車も、ひとつ手前のヴィスプでチューリッヒからの直通列車から乗り換えられるようになり、チューリッヒ~ツェルマットが3時間強で結ばれることになった。
運賃は空港から片道59.5CHRなので、もしツェルマットにずっと滞在しゴルナーグラート行きの鉄道やロープウェイに乗るのであれば、往復運賃の全額に加え中間日に運賃が半額になるスイスカード(186CHR)がおすすめだ。何よりも混雑する空港駅の窓口に並ばなくても日本国内で購入できるのが手軽で良い。

①チューリッヒ空港駅は、チューリッヒ中央駅のみならず、スイス各地、EU他国に向けて頻繁に列車が発着しておりとても便利。
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②空港駅は空港第2ターミナルの地下にあり、乗り換えは10分もあれば十分。もちろんバリアフリーだ。今回、ミュンヘン便の荷物の受け取りが遅れ列車との乗換えが10分を切っていたが、ギリギリで予定の列車に間に合った。
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③ヴィスプで、帰路マッターホルンゴッタルド鉄道から国鉄特急に乗り換える。歩くことなくすぐ隣のホームで乗り換えられるようになり、ブリークよりも格段に便利だ。トンネルが開通するまでは田舎の小さな駅だったが、改装され主要乗換駅に様変わりした。
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次回はツェルマットの宿について紹介します。


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