SSブログ

スイス・ツェルマットトレッキング その9:スネガからフルーエヒュッテへ [スイス・トレッキング2011年夏]

スイスのトレッキングの旅、最後はマッターホルンを最高の角度から遠望できるロートホルンとフルーエヒュッテのコースを紹介したい。
09040901.JPG

途中のフィンデルンにはアップルタルトが有名なカフェ・レストランがあるので、ツェルマットからフィンデルンを経由してゆっくり歩くのもいいが、今回は体力を温存するため、地下ケーブルカーを利用してスネガから歩き始める。

①スネガのレストランから、斜面を下ってライゼーの脇を通りステリゼー目指して歩き出す。背後には前日歩いたトリフトバッハとオーバーガーベルホルン4063m(左)、トリフトからは見えなかったチナールロートホルン4221m(右)などの峰々が美しい。
DSC03781.jpg

②スネガから約1時間半程度でステリゼーに到着。この湖からマッターホルンを眺めるには太陽が背後になる午前中が最適だ。今日は風がないので逆さマッターホルンが美しい。ハイカーの多くはここでゆっくりしてからフルーエヒュッテに向かう。
DSC03794.jpg
フルーエヒュッテまであと少しの登りだ。フルーエヒュッテの背後にはストラールホルン4190mはじめ東側の峰々の展望が広がる。フルーエヒュッテは重厚な作りの山小屋で、料理がおいしい小屋として有名だ。我々はいつもスープとビールで休憩するだけだが、次回はゆっくり食事を楽しみたい。
DSC03807.jpg

③フルーエヒュッテからロートホルンに向けて尾根道に取り付く。ここから約2時間弱の急登だ。フルーエヒュッテとフィンデル氷河、ストラールホルンが美しい。
DSC03810.jpg

④今回は時間がなかったので、このままロートホルンからロープウエイで下ったが、逆側のトゥフテンからロートホルンへのコースもすばらしい景色を楽しむことができるので、2008年に歩いたコースを紹介しておきたい。

トゥフテンまではツェルマットから歩いても2時間弱だが、展望が無く急登が続くコースなので、いつものように体力を温存するためにスネガまでケーブルカーを利用した。
⑤トゥフテン付近には、マッターホルンを望める美しく気持ちの良いアルプが広がる。
P1010641.jpg

⑥トゥフテンを過ぎたところで、ターシュ方面へのコースと分かれて尾根に取り付く。ここからウンターロートホルンに至る約2時間の尾根道の急登が始まる。眼下にはツェルマットの街が広がり、マッターホルンのカタチがバランスよく最も美しい場所のひとつだ。
P1010646.jpg

⑥尾根道の急登をロートホルンのロープウェイ乗り場に向かってひたすら歩く。
背後を振り返るとチナールロートホルン4221m、三角錐の独特の山容を持つヴァイスホルン4505mが美しい。
P1010700.jpg

⑦ガレ場の尾根道を歩いてようやくロートホルンのレストランに到着する。ここからはマッターホルンやリスカム、モンテローザが美しい。
P1010708.jpg

これらのコースは、部分的には日本のガイドブックにも紹介されているが、人が少なく、団体ハイカーも入ってこないので、静かな山歩きが楽しめるお勧めコースだ。ツェルマットから歩くと1日がかりのロングコースになるが、ロープウェイなどの交通機関を使うと時間短縮できるし、適度な間隔でヒュッテがあるので体力を消耗せずにゆっくり歩ける。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。