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横浜・山下農園 畑の放射線量(空間線量)測定と数値の推移 [山下農園のはなし]

山下農園では2011年6月より、畑の10箇所で欠かさず毎週放射線量の計測を行っている。横浜市では行政が公園や学校で、JAが畑や農産物で検査を行い公表しているので、我々自身はそんなに神経質にはなっていないのだが、知り合いに野菜をあげたり子供が食べたりするので、安心を担保するために検査を継続しているのだと理解している。

①2011年3月の原発事故直後は線量計が手に入らず、ようやく6月になって中国製の5万円もする空間線量計をO講師が手に入れ、山下農園でも検査を始めた。去年の6月当時は、平均0.1マイクロシーベルト、最大で0.2マイクロシーベルトを超える値も時々見られたが、現在はかなり線量が落ちて、平均で0.05~0.08マイクロシーベルトで、最大でも0.1マイクロシーベルトを超えることはなくなった。
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②昨年冬からは、エステー化学が発売した低価格(当時は7980円定価販売で予約しないと買えなかった、今はネットで4000円以下でいつでも買えるようになった)で手軽に使える線量計に買い換えて検査を始めた。継続的に検査してわかったことは、線量計によって検出限界が異なり、今使用している線量計の検出限界は0.05マイクロシーベルトと以前使用していた中国製の線量計よりもかなり精度が高いらしいということだ。それにしても、この検査はいつまで続ける必要があるのだろうか。できれば検査する必要がなくなる日が一日も早く訪れてほしいものだ。
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去年まで使用していた中国製の線量計。広東省の企業で生産しているようだ。使ってみて感じたことだが、検出限界が高く(検査結果から0.08ppmと思われる)、検測もやや不安定に感じる。
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