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横浜・池辺農園 農園近くの東方天満宮 梅が見頃に [池辺農園のはなし]

さて先週のことになるが、池辺農園でじゃが芋の作付けを終えた後、農園から車で5分程の東方天満宮を訪れた。東方天満宮は梅の名所で、近くには美しい芝桜が楽しめる道もありひと息入れるには絶好の場所だ。
17日はちょうど町内会主催の梅まつりが開催されていたが、このところの寒さで開花が遅れており、三分咲きといったところだろうか。おそらく2月末あたりが見頃ではないかと思われる。

①境内には梅が250本ほどあり、人気も少なく、静かに観梅を楽しむことが出来る。
まだまだ蕾はかたく、満開は2月末頃だろうか。
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②東方天満宮は、ちょうどJAメルカートから南側の谷に向かって丘を下りたあたりにあり、案内によると菅原道真を祭る歴史ある落ち着いた雰囲気のお宮さんだ。
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横浜・池辺農園 じゃがいもの作付け(春作) その②  [池辺農園のはなし]

さて、梅の花も咲き始めたので少しずつ暖かくなるだろうと、日曜日にじゃが芋の作付けを行ったが、今週は真冬並みの気温が続くようで、横浜でも最低気温は0~1℃とかなり低い予想だ。畝上げをして黒マルチを掛けたので、天気がよければ昼間は地温が上昇し、夜はその熱がとどまり芋が凍ることはないだろうと思うが心配になってきた。

①畝作りがおわったら、いよいよじゃが芋の植え付けだ。
種芋の数がやや多めなので、今年は芋を切らずに丸ごと使用することにした。種芋は、数が節約できるので切って使うことが多いのだが、切り口の乾燥と殺菌が不十分だと腐ったり痛んだりするリスクがあるので、丸ごと使用するほうが手間がかからない。
ところで丸ごと定植する場合に、芋を埋め込む方向がわからない。教科書とにらめっこしながら検討した結果、今年はヘソを下向きにして植えることになった。結論としてはどちら向きでも発芽するようなので、本にはいろいろ書いてあるが細かいことにはこだわらないことにした。
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②最後に黒マルチを張って、土盛りをしていく。通常の場合マルチは使わないで、成長が進むごとに土寄せしていくのだが、池辺農園では早めに定植するので地温を上げてやる必要があることや、雑草対策のため毎年黒マルチを使用して栽培している。一昨年マルチありとなしの両方で栽培してみたが、マルチを使用した方が芋の成長は格段に良い。ただし定植後の土盛りや追肥は出来ないので、やや深めに定植し、葉ボケしない程度に元肥を多めに施肥しておく必要がある。
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③今年の作付け品種は5種類だ。
いろいろな品種を作付けしても収穫後はなかなか区分管理できないので、男爵やキタアカリ、メークインなどベーシックなものを中心に5種類を購入し作付けした。じゃが芋はウイルス病など疫病に弱いので、種芋は前年栽培した芋は使用せずに、種芋用として販売されている芋を使用することが必要だ。JAはやや価格が高めなので、ホクレンの種芋を近隣のホームセンターでNさんが購入したものを使用した。
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横浜・池辺農園 じゃがいもを作付け(春作) その① [池辺農園のはなし]

じゃがいもは15~25℃が発芽や生育に適した温度なので、横浜では3月に入ってから作付けするところが多いようだが、3月上旬から山下農園の土作りがはじまるので、池辺農園ではマルチを使用して毎年やや早めに定植している。ちなみに2012年は3月3日、2011年は2月20日、2010年は3月13日に定植したという記録が残っている。今朝は農園でも霜が下りて、朝方は畑の土も凍くなど寒い日が続いているが、結果的には、もっとも早い作付けとなった。

じゃがいもはナス科なので連作障害が出やすいため、毎年作付け場所を変更する必要がある。池辺農園では畑を4グループに分けて輪作しているので4年間は同じ作物を栽培することはない。今回じゃがいもを作付けした場所は去年さといもを栽培した場所だ。

①まずは鶏糞や硫安などの肥料を施肥して土になじませる。ちなみに、昨年11月には全面耕運して牛堆肥を施肥してある。
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②区画の寸法を測って、鍬で土寄せをしていく。池辺農園では、幅約1メートル、高さ約20~30センチ程度の畝を4本つくり作付けしていく。
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③じゃがいもを35-40センチ間隔で畝の上に置いて、作付け位置を確定し、芋と芋の間に硫安を施す。
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横浜・池辺農園 池辺農園にもようやく春が来た 秋撒き小麦 [池辺農園のはなし]

2月は農閑期なのでこれと言った話題がなく、ついついブログの更新が億劫になってしまう。
今日、池辺農園に豆類の発芽状況を確認に行ったところ、小麦がきれいに発芽していた。自分では作業していないので、NさんやFさんが11月の玉ねぎと豆類の定植後に播種したのだろう。池辺農園では豆類やイモ類等の畝間に小麦を植えているが、小麦栽培の目的は収穫ではなく以下の理由によるものだ。

①麦藁が夏場の暑さ対策として役立つ
藁は特に夏場の直射日光から作物を守るのに有効で、根元に敷いて水分蒸発を抑えたり地温の上昇を抑えたりするのにとても役に立つ。ホームセンターやJAでも手に入るがひと束数百円もして意外に高いのだ。

②畑の雑草対策として有効
麦を畝間に植えておくことで雑草が生えてこなくなる。毎年GW頃になると急に雑草が増え始め、真夏には雑草除去が悩みの種なので、踏まれても踏まれても負けない麦の強さに助けてもらうのだ。もう少し大きくなったら麦踏みの時期だ。

③豆類のアブラムシ対策として有効 
バンカープランツとも言われるが、空豆には大量のアブラムシが付くので、小麦を植えることで小麦にアブラムシが付き、そこに天敵のてんとう虫や蜂がやってきてアブラムシを退治してくれ、ついでに空豆のアブラムシも食べてくれるというわけだ。うまくしたことに小麦に付くアブラムシは空豆には付かないということなので、バンカープランツとしての効果は抜群なのだ。

秋撒き小麦とは・・・
秋に撒いて春に収穫する小麦のことを「秋撒き小麦」というが、小麦には4~5月に播種して9~10月頃に収穫する春小麦と、9~11月に播種して5~6月に収穫する秋小麦の2種類がある(地域によって差がある)。北海道で栽培されているのは多くが秋小麦で、雪の下で越冬して時間を掛けて成長するので、収量が春撒きに比べて多く、春小麦よりも力強く生育し、手もかからないのだそうだ。小麦は、輪作体系の中で馬鈴薯や大豆、ビート等とともに重要な作物となっている。本州の温暖な地域では、小麦の多くが稲作の裏作として栽培され、稲刈りが終わった11月頃に播種し、翌5月末から6月上旬に収穫、その後水が張られて田植えが行われる。

以前このブログでも紹介したが、香川県の「さぬきの夢」はうどん用の小麦として10年ほど前に開発されたもので、稲作の裏作として広く栽培されている。香川県では古くから稲作の裏作として小麦が栽培され、ローカルの製粉会社も多い。このような背景が讃岐のすばらしいうどん文化を育んできたのだろう。
★さぬきの夢⇒こちらから
麦秋(ばくしゅう)という言葉がある。麦の穂が実り、収穫期を迎えた初夏の頃の季節のことで、「秋」とついているが5-6月頃のことを指す。これは秋らしい黄金色の畑が、秋撒き小麦では初夏にあらわれるのでそのように表現されてきたのであろう。古くから小麦は秋撒きが主流であったということだ。

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・玉ねぎの畝の脇で生育を始めた小麦。発芽したばかりだが、もう少し生育したら麦踏みを行ってより強く生育を促す。



横浜・山下農園 一年のはじまりは立春から 2月は農閑期 [山下農園のはなし]

今度の月曜日、2月4日は立春だ。早いものでもう2月に入った。
「一年のはじまりは立春から」という言葉がある。旧暦では一年のはじまりは立春が基準になっていることが多く、例えば茶摘みの適期として知られる八十八夜は、立春から数えて88日目にあたる。立春(2月4日頃)から立夏(5月5~6日頃)までが季節としては春で、暖かい地方では梅の花が咲き始める。日本の場合役所や学校、企業の多くが4月を新年度の始まりとしており、春が1年の起点となっているのもこのことと無関係ではあるまい。

今年は記録的な寒さとなっているが、そんな厳しい冬であっても、立春の声が聞こえるとこれまでとは少し違う春めいた空気に変わってくる。不思議なものだ。

①2月は農閑期となり、山下農園は1か月間のお休みだ。今日2月2日は今年度最後の農作業で、すべての野菜を収穫し終えてマルチ等を撤去した。収穫を終えた野菜の残渣はこのまま放置し乾燥させておいて、3月に作業する待ち肥用の溝に投入して畑の肥やしにしていく。
※3月に入ると土作りがはじまり、4月になるといよいよ新年度にはいって夏物野菜の作付けが始まる。それまで約1ヶ月間のお休みだ。
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②寒さ厳しくブロッコリーもカリフラワーもロマネスコも小さいままだが、今年度の契約は今日までなので、キャベツ、白菜、ブロッコリー、カリフラワー、ロマネスコなどすべての野菜を収穫してしまった。ブロッコリーもカリフラワーもロマネスコもかなりサイズが小さい。
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③ロマネスコを収穫 食べ方がよくわからない・・・
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