SSブログ

横浜・山下農園 大根の失敗ふたつ [山下農園のはなし]

山下農園の契約は1月末で終了なのだが、11月に播種したほうれん草と小松菜の生育がよくないため、2月末までに収穫して自分の区画をきれいにしておけばよくなった。
今日は2月最後の日曜日なので、ほうれん草と小松菜の収穫、畑に埋めてあった大根の掘り出しに向かった。

①ほうれん草はようやく食用に適した大きさになってきたが、小松菜は硬くて筋っぽくとても美味しく食べられそうにない。
P1110281.jpg
P1110282.jpg

②小松菜は、案の定茎が変色してしまっている。完全に収穫遅れなので、すべて収穫して乾燥させてから3月の待ち肥作業の際に畑に戻すことにした。
P1110284.jpg

③収穫後土中に保管しておけば長持ちするという話を聞いたので、12月に青首と三浦大根を畑に埋めておいたのだが、今日掘り出してみたところ、すべて腐ってしまいとても食べられる状態にない。霜柱で浮き上がった土から雨がしみこんで、藁が水分を含んでベトベトになっている。大失敗だ。
P1110285.jpg
P1110279.jpg

④1月末収穫した聖護院大根をしばらく外に干して漬物にしようと思っていたのだが、今日きってみると中に隙間ができて、鬆(す)が入ってしまっている。大根は生育が早かったので、年内に収穫すべてきであったが、食べ切れなくて収穫が遅れてしまい、結果的に大きくなりすぎて品質が落ちたのだ。もったいないことをした。来年は早めに収穫しなければ。反省。
P1110289.jpg

横浜・池辺農園 あまりの寒さに野菜たちの成育が・・・・・ [池辺農園のはなし]

さて、2月は収穫も作付けもなく農作業がお休みなのだが、そろそろチンゲンサイやカブが収穫できるのではないかということで久々に畑に向かった。

①11月26日に播種したミニチンゲンサイとカブは、その後もほとんど生育しておらず、3ヶ月を経過しても人差し指くらいの長さに留まっている。画像では結構大きく見えるが、人差し指くらいの大きさでまだ収穫できるサイズになっていない。
P1110268.jpg

②11月23日に苦労して作付けした1600株の玉ねぎはほとんど成長していない。元々成長がゆっくりなのは分かっているが、この時期にまだ玉になっていないというのは、かなり収穫が厳しいかもしれない。蚕豆も昨年、一昨年に比べて著しく成育が遅れており心配だ。
P1110277.jpg
P1110272.jpg

木のおもちゃが日本の森を守る その1 [仕事のはなし(森と木について)]

山下農園は3月の堆肥搬入と全面耕運の作業まで完全にお休み、池辺農園も2月末の馬鈴薯作付けまでは、これといった作業や収穫もない状態だ。そこで今日は昨秋から仕事で関わることになった木のおもちゃについてお話したい。

実は、これまで20年以上にわたり食や農に関係する仕事に関わってきたが、昨年秋から人事異動で衣料品や家具、雑貨品などを扱う仕事をすることになった。そこで初めて訪れた木曽の木工メーカーで面白い木のおもちゃと出会うことができたので少しだけお話をしたい。

アフリカや南米、東南アジアでは、食糧増産の必要性から木が無秩序に伐採され農場に開拓されたり、燃料確保のために木が無秩序に伐採されることによる森林破壊が進んでいる。一方、日本では伐採されずに放置されることによる森林破壊が進んでいるのだ。伐採されない理由は単純で、木の価格が安くなってしまい、伐採して山から木を出してくるコストが合わなくなってしまったのだ。

これを解決するための方法として、以下のような商品作りを全国に広げて、少しでも健全な森林の維持に役立てないかと考えた。ぜひ近いうちに商品化をすすめたいと思っているので、ご意見があればぜひコメントをお願いしたい。

①間伐材を使った檜のおもちゃ
殺菌作用があり舐めても無害、丸く加工すれば危なくない、不要になればすぐに捨てられる。檜の香りがすごく良くて木のぬくもりが感じられる。
P1030577.jpg

②間伐材を使った檜の遊び場と足楽
殺菌作用があり、足を入れてゴロゴロ転がせばストレス解消にも健康維持のためにも良い。
またひとまわり大きくすれば、木の香りがする子供たちの遊び場としても最適。
P1030570.jpg

次回は、日本の森の現状についてもう少しお話したい。

横浜・池辺農園 麦踏みとアスパラのマルチ張り [池辺農園のはなし]

今期最後の山下農園の共同作業が午前中に終わったので午後は久々に池辺農園に向かった。

①麦踏み 
池辺農園では、アブラムシ対策用のバンカープランツとして小麦を栽培している。
バンカープランツとは⇒おとり植物などとも呼ばれ、例えば小麦にはアブラムシがつきやすいので、それを餌にする天敵のテントウムシが繁殖し隣のソラマメに発生するアブラムシも食べてくれるのだ。しかし小麦に付くアブラムシはそら豆には付かないので、そら豆のアブラムシが効率よくてんとう虫によって駆除されていくのだ。また小麦は土壌中の過剰な窒素分を吸収してくれるということなので、麦の収穫も含めれば一石三鳥といったところだ。

馬鈴薯とそら豆の畝間にバンカープランツとして小麦を播種したが、しっかりと根を張らせ倒れない太い茎を作るために麦踏みを行った。
P1110055.jpg
P1110060.jpg
P1110066.jpg
P1110065.jpg

②アスパラのマルチ張り
すでに地上部分は枯れてしまっているが、新芽の発芽に備えて、雑草対策として黒マルチを全面に張ることにした。アスパラの新芽は例年であれば3月末頃から出てくるが、今年は特に寒いので、ちゃんと発芽してくれるか心配だ。
P1110037.jpg
P1110051.jpg

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。