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横浜・山下農園 2014年シーズン最初の農作業は土作り [山下農園のはなし]

山下農園の2014年度最初の作業は、トレンチャーという溝掘り機を使った『待ち肥』づくりの作業だ。
トマトやきゅうりなどの夏野菜が夏バテしやすくなる7~8月でも、地中まで伸びた根が十分な養分を吸い上げて元気な実をつけられるよう、あらかじめ作付け場所の真下に待ち肥を施しておくのだ。プロの農家でもあまり行われない手間のかかるこだわりの作業だ。

①今年もトレンチャーが畑にやってきた。この農機具を使い約40m*深さ1m弱の溝を6本掘り、溝の中に野菜の残さや牛堆肥、化成肥料などを投入し埋め戻していく。
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②トレンチャーで掘った穴に、まずは乾燥させておいた野菜の残さを投入し、よく踏んで空気を抜いてから堆肥⇒化成肥料⇒土⇒堆肥⇒化成肥料⇒土の順に投入し埋め戻していく。
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③この一連の作業を穴に入った男たちが、前から順番に手際よく進めていく。体力のいる大変な作業だ。
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④元通りの平らな状態に戻った農園の地面。最後によく踏んで土の中に空洞ができないようにしていく。空洞が残っていると、地中深く伸びた根が空気に触れて傷んでしまう可能性があるのだ。
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⑤トマト、きゅうりの個人区画だけではなく、なが芋を作付ける共同区画にもトレンチャーで溝を掘っていく。
なが芋の場合は養分補給のための『待ち肥』づくりではなく、芋を真っ直ぐに生育させ、収穫の際にも抜きやすいよう、あらかじめ土を耕運して柔らかくしておくのが目的だ。
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