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横浜・山下農園 お盆が明けて炎天下でトマトの片付け [山下農園のはなし]

8月1週目にキュウリを片付けてお盆休みに入ったが、今週はいよいよトマトの片付けだ。従来はお盆週に片付けていたが、青いままの実を処分するのがもったいないということで、今年はお盆明けまで引っ張ったのだ。梅雨明け前の長雨で水を嫌うトマトにとっては今夏は厳しい環境で、梅雨が明けて8月に入ったころにはすでに木が弱ってしまっていた。撤去を遅らせたが8月2週目以後はほとんど収穫できなかった。

①8月に入り、トマトは急に勢いを失い葉っぱが枯れだした。そろそろおしまいだ。今年もたくさんの実をつけてくれたトマトに感謝。
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葉が枯れだしたミニトマトのアイコ
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②今週末の共同作業はトマトの片付けだ。まずはトマトの実をすべて除去してから、主枝の誘引ヒモをカットして支柱から外し軽トラに積み込んで別の畑で細断して堆肥にする。
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③お盆があけてもまだまだ暑い。炎天下の畑では熱中症に要注意だ。Tさんが山下農園で栽培する赤紫蘇で作ってくださるシソジュースは山下農園の夏の定番だ。これを飲むと疲れが吹っ飛び元気が出る。
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乾燥しきった炎天下の山下農園 茄子以外何もない状態。9月に入ったらいよいよ冬野菜の作付けだ。
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横浜・山下農園 冬野菜の土づくりのために牛糞堆肥を搬入 炎天下の農作業では熱中症に注意 [山下農園のはなし]

7月20日に梅雨明けして以来ほとんど雨が降っておらず、猛暑が続いている。炎天下の農作業は熱中症に要注意だ。
①炎天下の中、冬野菜の土づくりに必要な牛糞堆肥が、戸塚区の小野ファームから届いた。
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②3トントラック一杯分を畑の脇に落として手作業で積み上げておく。この猛暑の中で、よく熟成した牛糞堆肥は発酵による熱でむせ返るほどの暑さだ。
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③8月に入りキュウリやトマトなどの夏野菜は終盤戦に差し掛かり、トマトは最後の輝きを見せている。真っ赤に色づいているが、お盆が明けるころには元気がなくなり枯れ始めて撤去の時期を迎える。
◆調理用のイタリアントマト(サンマルツァーノ)皮は厚めだがそのまま食べても味が濃くおいしい。
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◆ミニトマト:アイコ 完熟してから収穫するのがポイントだ。 
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◆黄色いアイコ 完熟した実は甘くてとてもおいしい。夕立による大雨で水分過多となり割れてしまっている。
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横浜・池辺農園 ペリーが熟して食べごろに [山下農園のはなし]

池辺農園では4年ほど前にNさんがベリーの苗を定植し、毎年5月の半ば頃に白い花を咲かせ、7月末から8月初旬にかけてたくさんの実を付けるようになった。

①花の色や実の形からブラックベリー(Black berry)だと思われる。
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②実が赤いうちは酸味が強くて食べられたものではない。完全に黒くなって熟したら食べごろだ。
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③毎年、ブラックベリーを砂糖と一緒に煮込んでベリージャムを作る。今年は開花後6月の長雨の影響もあり、少し酸味が強いようだ。
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◆ブラックベリーについて
日本名はクロミキイチゴ、フランスではミュール。バラ科のキイチゴ属。イギリスではブラックベリーとラズベリーをまとめてブランブルと呼ぶ。夏の暑さにはラズベリーより強い。果実は熟すとへたの芯ごと収穫する。ラズベリーより全体的に甘味がある。生食の他にジャム、果実酒。生クリームやヨーグルト、クリームチーズをかけて食べても良い。欧州ではよく砂糖をかけてから冷凍にする。リンゴとの相性が良いのでイギリスではリンゴとブラックベリーのパイやジャムが人気。

横浜・山下農園 キュウリととうもろこしに長雨の影響が [山下農園のはなし]

6月中旬以後雨の日が多かったが、7月に入っても同様の天候が続いている。
長雨の影響で湿気が多く風通しが悪くなったためか、キュウリに異変が出始めた。
例年は、きゅうりの収穫が最盛期で、まだまだ元気に花を咲かせているのだが、今年はすでに枯れはじめた苗も出始めた。5月にアブラムシが大量に出てしまったことも影響しているかもしれない。

①ひょうたん型の実がなった四川きゅうり。木が弱って勢いがなくなる終盤によく出る実の形だ。
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②7月上旬なのに枯れ始めたキュウリ。例年よりも3週間以上早い。長雨とアブラムシの影響が大きいのではないか。おそらく例年の700~800本の収穫量には届かないものと思う。
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③収穫間近で楽しみにしていたとうもろこしが、ほぼすべてカラスにやられてしまい全滅だ。近所の方が大量のカラスが畑に舞い降りているのを見つけ、通報してくださったが時遅しだった。おそらく長雨の影響で餌が不足しているので、たまたま通りかかった畑にあった甘いコーンが集中的にやられてしまったのだろう。
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④前の週にはハクビシンやムクドリなどの食害対策としてネットを張ったばかりだが、利口なカラスには通用しなかったようだ。
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横浜・山下農園 とうもろこしが収穫適期に [山下農園のはなし]

7月に入り天候が思わしくない。特に土日はほとんど雨または曇りだ。毎週小雨の中の農作業が続く。
今年の梅雨入りはたしか6月8日だったが、前半は雨が少なかったので、野菜たちの生育は現時点ではまずまずだ。

①とうもろこしがそろそろ収穫時となった。本当においしい時期は3-4日しかないので収穫適期を逃さないように一気に収穫して下処理をしてしまう。ひげが茶色に変色したら収穫時、少し皮を剥いてみて、実が黄色くなっていたら収穫しても大丈夫だ。
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②6月に入りとうもろこしが生育し花が天を突く。コーンは害虫が付きやすく、変色した色の悪い花は害虫が入り込んでいる可能性が高い。変色した花は早めにカットしてしまう。花粉が落ちて受粉すれば、もう花は必要ないので切り落としてしまっても大丈夫だ。
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横浜・山下農園 夏野菜の収穫が最盛期に トマトが色づき茄子が生育、キュウリも豊作 [山下農園のはなし]

6月に入り週末は天候が崩れる日が多いが、5月の開花~生育時期に天候が良かったこともあり今のところ夏野菜は順調に生育している。これから7月いっぱいが夏野菜の収穫最盛期だ。

①いんげん 4月2週目に播種したいんげんは、すでに収穫を終え、4週目に播種した方の豆がちょうど開花しあと1-2週間で収穫できそうだ。今年は実のツキが良く豊作だ。
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②えだまめ 4月2週目に播種した枝豆がそろそろ収穫適期を迎えた。最適な食べごろは3~4日しかないと言われているので、もっとも美味しいタイミングを逃さないように収穫して手早く下処理をしてしまうことが大切だ。
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③トマト 4月3週目に苗を定植し順調に生育してきた。6月に入りどんどん色づいてきたが、最下段のトマトが収穫適期を迎えつつある。丸々太っておいしそうだ。
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④なす トマトと同時に定植した茄子も順調に生育している。10月まで元気に実をつけてもらうために、誘引と整枝をしっかり行う。まずは丸ナスが収穫適期をけ変えた。
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➄きゅうり 4月2週目に苗の定植を終え、5月3週目から収穫を開始、ちょうど1カ月で300本の収穫となった。四川きゅうり2株、通常のきゅうり(金星)4株の計6株を2本立てにして栽培しているので、現時点で1株当たり50本の収穫となる。山下農園では最終的にひと株あたり100本、計600本が収穫目標になっているがまずまず順調な収穫状況だ。5月末に稲わらを敷いて夏の高温対策を施したこと、足元の不要な葉を取っ払い風通しを良くしたこともあり、病気も出ずに順調に生育している。毎日こまめに収穫に来て丁寧に手入れをされるベテラン園生の中には、6株で1000本を超えるキュウリを収穫される方もいる。
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横浜・山下農園 いよいよ6月、キュウリ・トマトの生育が早い [山下農園のはなし]

仕事が忙しくなかなか共同作業に参加できない間にどんどん夏野菜が生育している。今週から6月、二十四節気では「小満」で、本格的な夏の始まり、衣替えの季節だ。

①今年はきゅうりの生育が早い。5月末時点ですでに支柱の先まで主枝が伸びた。5月のさわやかな青空のもと、天を射すようにキュウリが元気に生育している。
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②トマトも最下段には青々した実をつけている。あと2週間くらいしたら真っ赤に熟して収穫適期になることだろう。収穫が待ち遠しい。
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③山下農園の全景 手前からインゲン、コーン、なすの順。夏野菜の生育がとても速く畑は緑でいっぱいだ。
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横浜・山下農園 2015年度上期の作付け・栽培計画 [山下農園のはなし]

2015年上期(夏野菜)の山下農園の作付けと栽培の進め方は表のとおり

ひとりあたり30平米の個人区画でトマトきゅうりなど7種の野菜と共有地でゴーヤなど4種類、計11種類の野菜を栽培する計画だ。
すでにキュウリには元気な実がなり、週当たり20-30本の収穫量となっており、インゲンに花が咲き始めた。6月に入ると収穫の最盛期だ。
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夕刻の山下農園、夏野菜の作付けから7週目までここまで生育してきた。
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横浜・山下&池辺農園 花が咲いた [山下農園のはなし]

春本番、山下農園と池辺農園の畑に花が咲いた

①なすの花(山下農園:千両二号5月2週目)
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②じゃがいもの花(池辺農園:キタアカリ5月3週目)
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③キュウリの花(山下農園:金星5月2週目)
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④ピーマンの花(山下農園:エース5月2週目)
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➄ベリーの花(池辺農園:品種は不明5月2週目
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➅いちごの花(池辺農園:品種は不明4月末)
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⑦そら豆の花(池辺農園:品種は不明4月末)
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横浜・山下農園 トマトの次はキュウリの支柱立て [山下農園のはなし]

先週に引き続き、今週の作業はキュウリの支柱立てと誘引だ。
今年は4月に入り気温の高い日が多かったので苗の生育がとても早く、トンネルを外すときゅうりの枝がモサモサに生えている。枝を傷めないように気を付けながら支柱立てを始める。

①まずはいつものように、水平器が装着された専用の器具(十字架)を使いキュウリの支柱を立てていく。支柱は苗の両わきから逆ハの字になるように角度と高さを計測しながら支柱を差し込んで、最後に差し込み具合を調整して全体の高さを合わせていく。精度を求められるなかなか大変な作業だ。
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②支柱立てが終わったらキュウリの誘引だ。生育がとても速く、主枝を持ち上げてみると支柱の真ん中あたりまで伸びる。このぶんだと6月中旬には支柱の先まで主枝が伸びてしまいそうだ。
ひとりで作業すると主枝を折ってしまうリスクが高いので、必ず二人で作業する。ひとりが主枝をもって、もうひとりが支柱に誘引していく。台風が近づいているので、強風にも耐えられるよう普段よりも麻ひもで支柱に留める箇所を増やしておく。
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④なすとピーマンの支柱立ては来週だが、生育が早いのでトンネルを外していく。
台風の強い風が吹くとの情報なので、風の被害を防ぐために、まだ支柱を立てていない茄子については、ダンボールをクロスさせて何本か刺して、支柱と主枝をしっかり誘引していく。
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横浜・山下農園 カンカン照りのなかトマトの支柱立て [山下農園のはなし]

さて、いよいよ今週から夏野菜の支柱立てが始まる。

①最初にトマトのトンネル掛けをゆっくり外し、その後アーチ型の支柱を区画の境に差し込んでから、横棒をしっかり固定していく。
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②横棒の固定が終わったら、次に支柱立てだ。一本ずつ支柱を苗の右上に差し込んで、高さを合わせていく。
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③支柱立てが終わったら、トマトを支柱に誘引してするが、トマト苗の生育がかなり良いので脇芽の出かたがひどく除去するのにひと苦労だ。誘引の際の注意点は、花芽が通路側に向くようにしてから誘引することと花芽に絶対に手をふれないことだ。
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④トマトの支柱立てが終わったら、最後に茶豆の播種作業を行い、今日の作業は終了だ。
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来週はいよいよキュウリの誘引が始まる。

横浜・山下農園 トマト・きゅうり・ナス・ピーマンの苗を定植 [山下農園のはなし]

先週はO農園主がJAの行事で不在のため、生徒だけでの作業となった。
夏野菜のメインであるトマト、キュウリ、茄子の苗の定植とトンネル掛けという大事な作業だ。

①まずは、先週マーキングしたマルチを包丁で切って、定植ゴテで穴を掘る。その後苗を植えていく。
トマトは、花芽が一定方向に出る習性があるので、花が通路側に向くように苗を定植することが大切だ。これを怠ると収穫が始まってから苦労することになる。
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②定植を終えたら誘引だ。今年は天候不順の影響か苗の主枝が細いので、ダンポールを立てて手早く誘引していく。風が強いので手早く作業しないと苗が折れてしまうリスクがある。
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③誘引を終えたら、トンネル用の溝を鍬でさくっていく。深めにサクっておかないと、固定した後にトンネルが風に煽られて剥がれてしまう恐れがあるので大事な作業だ。(画像はキュウリの畝)
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④トンネル掛けは必ず2人で、風に煽られないように慎重に作業する。今日は風が強いので、トンネルビニールが苗に接触すると主枝が折れてしまう恐れがあるのだ。
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➄トンネルビニールのセンターがきちんと出るように確認してから、両側から同時にクリップで留め土をかぶせて固定し、トンネルの上から押さえのポールを差し込んだら完成だ。
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➅トンネル掛けを終えたトマトとなす・ピーマン
4月中は朝晩はまだまだ気温が低いことが多いので、トンネル掛けをして地温と気温を上げてやることで、苗の活着を早めて生育を促進させる。トンネル掛けはたいへん手間がかかる作業だが、この作業を行うことで6月以後の収穫量に大きな差か出てくるのだ。
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横浜・山下農園 今週の作業は小雨の中コーンと枝豆、いんげんの播種 [山下農園のはなし]

さて今週の共同作業は、小雨の中、マルチを4本張った後、コーンと枝豆、いんげんの播種だ。この時期は夏野菜の準備が立て込んでいるので、少々の雨であれば作業してしまわないと、後々の作業が遅れて夏野菜の生育に大きく影響してくるのだ。

①まずは先週と同じようにマルチを張る。今週はトマト、ナス、きゅうり用の穴なし透明マルチと枝豆用のマルチを4本張り、来週以降、苗を植えてトンネル掛けをするためのアーチの準備を行う。トマト、なす、きゅうりの苗は、定植後に70センチ高の支柱で仮留めするので、トンネルのアーチはそれを邪魔しない高さに設定する必要がある。
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②マルチを張り終えたら、先週マルチ張りをして地温をコントロールしておいた区画に、枝豆用の大豆、いんげんスイートコーンの播種を行う。先週以後気温が下がり天気も良くなかったので、十分に地温が上がっているかやや心配ではある。雨で濡れドロだらけになってしまうので、種は少しずつ持ち出して播種していく。枝豆用大豆とコーンはひと穴に2粒ずつ、いんげんは3粒ずつ播種して、後で間引きするのだ。
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③豆類の播種を終えたら、先ほどマルチ張りを終えたトマト、きゅうり、なすのマルチに、来週定植するための場所をマーキングしていく。一人あたりの区画の幅2.5mに、トマトなら5株*2列、きゅうりなら3株*2列を等間隔で苗の定植を行う。そのためにあらかじめマルチに穴をあけて定植する場所をマーキングしておくのだ。
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*このマーキング専用機器は、いちいち計らなくてもひと区画ずつ定植位置が確定できる優れ物で、きゅうり専用の3株*2列になっている。

*左がトマト用の5穴*2、右がきゅうり用の3穴*2
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④小雨の中、時間内に無事作業を終えることができた。さて来週からはいよいよ夏野菜の苗の定植が始まる。
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➄畑の作業と並行して、ハウスの中では予備の苗を作る作業だ。
直接畑に播種した豆類はうまく芽が出ないときもあるので、その場合はこの苗を植えなおすのだ。ハウスの中は温度が高く水やりもしっかりするので、より発芽の確率が高くなる。今回は、枝豆といんげん、コーン、それに番外地に作付けする鷹の爪の予備苗をつくる。
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横浜・山下農園 2015年度栽培収穫体験ファーム山下農園が4月4日開園 [山下農園のはなし]

さあ春爛漫、2015年度の栽培収穫体験ファーム山下農園がいよいよ開園だ。
今年度は山下農園開園15周年、自身も入園10年目の節目の年だ。
これまでの9年間は、仕事が多忙で十分に野菜の世話をできず、なかなか納得いく成果を残せなかったので、今年こそはしっかりと野菜作りに向き合えるようにしたい。

①いよいよ2015年度山下農園の開園だ。今年の新入生は1名だけ、自身は2班の区画に決まった。2班は日当りがよく土壌の状態も安定しているが、台風や強風の際にはもっとも風が当たりやすく、特に冬場は気温が下がりやすいので生育に影響しやすく要注意だ。
さて農園ではいつものようにO農園主が作業の説明をする。山下農園の資料は非常にわかりやすく充実しており説明も論理的かつ簡潔なので理解しやすい。
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②まずは全員で記念写真だ。
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③最初の作業は、枝豆、いんげん、コーンを播種する区画のマルチングの準備だ。
まずは寸法出しをしてからヒモでマルチングの場所を決めてから地面を平たんにし石などの異物を除去してから鍬でさくる。久々の鍬使いなので緊張する。
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④準備が整ったらマルチをかけて、センターを合わせてから、両側に土盛りして固定すれば終了だ。夏野菜の作付けは、まだまだ気温が低いこの時期に播種するので、地温を十分に上げておいて生育をよくするために透明のマルチングは必須だ。マルチのあるなしで地温の上がり方が相当違うので、後々の夏野菜の生育を左右する気の抜けない大切な作業なのだ。
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➄マルチング作業が終了、今年も鏡のように輝くきれいなマルチングができた。さて来週はいよいよトマト、キュウリ、なすのマルチングと枝豆、いんげん、コーンの播種だ。
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➄今日の最後に、番外地(個人区画ナンバーが振られていない共有区画ということでこう呼んでいる)に小松菜とルッコラを播種する。このまま順調に気温が上がればゴールデンウィーク過ぎには収穫できるそうだ。
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横浜・山下農園 土づくりの仕上げは牛糞堆肥を撒いて全面耕耘 [山下農園のはなし]

さて、今年も4月開園を前に、3月中に土づくりの作業を行う。いよいよ夏野菜の作付けがはじまるのだ。
①山下農園で学ぶメンバーが約2か月ぶりに集合した。ハウスの中でO農園主の作業説明を受け作業に入る。 先々週の待ち肥作業を終え、今週は畑全体に牛糞堆肥を施肥して全面耕耘を行う。山下農園では、戸塚区にある横濱ビーフ向けの和牛を肥育するする小野ファームから、トラックいっぱいの牛糞堆肥を仕入れて、畑の脇で熟成させてから使用している。この牛糞堆肥の力によって、ふかふかで微生物がいっぱいの非常に質の良い土壌が出来上がるのだ。

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②1月に搬入し保管してある牛糞堆肥を一輪車に積み込んで畑にまいていく。堆肥は、まだまだ発酵途中で熱を帯びているので、むせかえるほどの熱気で湯気が立ち上る。
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③ひとり当たり約30平米の区画に6杯ずつ堆肥を撒いてから、土壌成分の診断結果をもとに肥料を施し、耕耘機で畑全体を耕耘していく。土壌成分の検査結果によって肥料成分や量を変えることで、N・P・Kのバランスが取れ、水はけ、水持ちの良い質の高い土壌ができあがるのだ。
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④耕耘機で耕した土をやや時間をおいてから、軽く踏んで、最後にレーキで平らにしていく。全員で下を向いたまま並んで足踏みする様子は滑稽でもあり、見方によっては少し不気味ではある。
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➄整地が終わったら、最後にヒモを張って測量を行い、銀座4丁目交差点(畑の中心をこう呼ぶ)から四方に区画を割り振るための杭打ちを行う。これで2015年の夏野菜を作付けするための準備が整った。いよいよ4月に入ったら作付け作業に入る。
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横浜・山下農園 いよいよ2015年度の農作業が始まった、まずは土づくりから [山下農園のはなし]

2014年は久々の現場復帰で仕事が忙しくなってしまい、農作業は何とかこなしたものの、ブログを更新することができなかった。今年は山下農園10年目となる節目の年なので、農作業にも、このブログにも頑張って取り組んでいきたい。

①3月に入り、山下農園では、夏野菜の作付けを前にまずは土づくりの作業だ。
仕事の都合で、前回待ち肥の作業に参加できなかったので、2014年の作業を紹介する。
「待ち肥」とは、トマトやナス、キュウリなどの夏野菜が夏バテしないように、生育し根の先端が届くあたりに牛糞堆肥や肥料をあらかじめ投入しておく作業だ。ほとんど土木作業に近い重労働なので、プロの農家でもあまり行わないこだわりの作業で山下農園では必ず3月に行う。この手間が夏野菜の収穫量とプロ並みの品質に結びついているのだ。

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2015年元旦 新年あけましておめでとうございます。 [山下農園のはなし]

2015年元旦 新年あけましておめでとうございます。
2014年は仕事の関係でなかなか更新できませんでしたが、農園生活10年目、節目の年です。今年は農作業の報告ならびに農業をめぐる話題に対しても情報発信していきたいと思います。

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横浜・山下農園 冬野菜のマルチ張りとロマネスコの苗を定植 [山下農園のはなし]

さて、冬野菜の仕込み2回目の作業は、大根、白菜、レタスの区画にマルチを張る。夏野菜は雑草防止用の黒いマルチを張ったが、冬野菜の場合は地温を上げて苗や種の活着をよくするために透明のマルチを張る。

①まずは例年通り、寸法を測って紐を引いて、鍬で両わきをさくってからマルチを張っていく、最後に鍬でマルチの端に土寄せして良く踏めば出来上がりだ。
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②今回からプロ用のマルチング機を使用することになった。最初にO講師から説明があり、その後作業に取り掛かる。機器を使用する場合は何でもそうだが、最初の設定と調整が肝心だ。
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③実際に作業に入る。左右のガイドの方向と車輪の位置の調整がなかなか難しい。
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④マルチング作業を始める。向かって右側のマルチが手作業で張ったものだが、やはり作業のほうがきれいに仕上がっている。プロの農家が、少人数で長い距離のマルチを張る場合はこのマチルング機はとても有効だと思うが、山下農園の場合はせいぜい20m程度なので手作業のほうが早くきれいだ。
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➄冬野菜用の3本のマルチングが終了した。来週はいよいよ大根の播種とキャベツやブロッコリーなどの苗の定植作業だ。
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➅ブロッコリーの区画に畝立てを行い、希望者だけロマネスコの苗を定植した。買うと高いし見た目もきれいだが、あまりおいしくないので、我が家は1株だけ定植することにした。
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横浜・山下農園 いよいよ下期の農作業の開始、まずは土づくりから  [山下農園のはなし]

6月頃から仕事が忙しくなって、なかなかブログの更新をできずにいたが、トマトやきゅうりなど夏野菜は茄子を除いてすてべ片づけを終え、いよいよ今日から冬野菜の作付け準備に入る。まず最初の農作業は、土づくりからだ。
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①牛糞堆肥を一輪車に乗せて各区画に6杯ずつ投入していく。山下農園の牛糞堆肥は、戸塚区の横濱ビーフ生産者である小野ファームから購入している。今日使う堆肥は7月に入荷したものだが、よく熟成されているためほとんど臭いがないし、発酵が進んで熱を持っている。堆肥をスコップですくうと湯気が立ちこめてむせ返るほどの熱気に包まれる。
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②各区画に牛糞堆肥を投入したら、均等に伸ばして、そのあと化成肥料を投入していく。
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③そして今日、もっとも時間とスキルを要する全面耕耘の開始だ。
耕耘機は一台しかないが、姉妹農園である中山農園でも今日は午前中からの作業で、牛糞堆肥を撒いた状態で耕耘機の到着を待っているので要領よく作業しないと迷惑がかかるのだ。だから素人には任せられないとO講師が自分で運転する。
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④今日は雨上がりなので、土が湿っていて耕耘機の刃に付着してしまい効率が悪くなるので、1往復するごとにヘラで土を落としていく。地道な作業だが、この丁寧な耕耘が良い農作物を作ることにつながるのだ。
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➄大根を作付けする区画だけは往復2回耕耘する。
以前はよく大根が二股や三股になってしまったが、この作業を行うようになってからは、形の悪い大根はできなくなったのではないだろうか。小石や土の塊などほんの少しの障害でも割れてしまうようなので、大根はデリケートな作物だ。
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➅耕耘を終えたら、しばらく時間をおいて、土の表面が乾燥してきたら足で押し固めていく。今日は土が水分を含んで重いので、体重が重い中高年のおっさんは足踏み禁止で、体重の軽い男性と女性中心に土踏み作業を行う。
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⑦さあ、今年も冬野菜の準備を終えた。来週からはいよいよマルチ張りと冬野菜の苗定植あいるは播種が始まる。今年の夏は梅雨明け後の天候不順が影響して、トマトのできが今ひとつであったが、さて大根、キャベツ、レタス、ブロッコリー、小松菜、ほうれん草など冬野菜の出来はどうだろう。
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横浜・山下農園 青空を突き刺すようにとうもろこしが一気に成長、なすときゅうり、トマトに藁敷き [山下農園のはなし]

山下農園では、夏野菜が収穫本番を迎え、キュウリは週に100本程度、茄子も週15-20本程度の収穫量となり、トマトも一段目の実がようやく色づきはじめた。
①このところの高温と適度な雨で、とうもろこしが一気に生育してきた。天を突き刺すように伸びるとうもろこしの主枝と花。雄花が出す花粉によって自然に受粉して雌花にとうもろこしの実ができていく。

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②去年一昨年と梅雨どきに吹き荒れた暴風雨でとうもろこしが倒れてしまったので、今年は支柱とロープで早めに対策をとることになった。これで少々の風にも耐えられるだろう。
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③夏本番を迎える前に、なす、きゅうり、トマトの根元に稲わらを敷いていく。藁を敷くことで地面の温度上昇を和らげ、作物を高温障害から守るという重要な役割がある。
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④トマトの根元にも藁を敷いていく。大玉トマトはようやく1段目が赤く色づき始めた。
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横浜・山下農園 いんげんに花が咲きだした トマト、キュウリの収穫開始 [山下農園のはなし]

山下農園では、6月に入り豆類の花が咲き、トマトやきゅうり、茄子が実を付けはじめた。

①いんげんの花が咲きはじめた、収穫まであと2週間程度、6月中旬頃の収穫だろうか。
豆類は、収穫適期が短く、いちばんおいしいタイミングは数日しかないと言われており、収穫が遅れると固くなってしまうので、早め早めの収穫が肝心だ。
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②キュウリの収穫量が早くもピークを迎えている。5月16日から収穫をはじめ、3週間で150本、ひと株あたり25本の収穫で、気温上昇と好天続きで好調に推移している。
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横浜・山下農園 なすの支柱立て [山下農園のはなし]

さて、今週山下農園では、上期作業の山場である茄子の支柱立てを行った。この土木作業を終えれば、今後は誘引や整枝などの管理作業と収穫が中心となり、随分農作業は楽になる。

①なすの支柱立て
支柱立ては、先日定植したなすの主枝近くに、ポールをクロスさせるように、苗一本あたり4本の支柱を立てていく。トマトやキュウリの支柱に比べて逆ハの字の開き方など支柱立ての精度が求められ、格段に難しい作業だ。まずは専用の器具で水平を保ちながら、逆ハの字型になるよう慎重に支柱を差し込んで行く。
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②各区画ごとの基準となる支柱を立て終えたら、横パイプを通してから区画ごとに支柱を立てていく。茄子ひと株当たり4本の支柱を立てるので、ちょっとした力仕事だ。
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③支柱立てが終わったらなすの枝を誘引していく。
なすは思ったほど生育しておらず、まだ誘引できるほどの株の大きさにないことから、大ベテランのSさんがどの枝をどの支柱に誘引しようか思案していた。山下農園では茄子ひと株を4本立てにして支柱に誘引していく。そろそろなすの花が咲き始めたので、収穫は6月中旬頃から出来そうだ。
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横浜・山下農園 きゅうりの支柱を立て苗を誘引 [山下農園のはなし]

4月の開園以来、土曜日の天候はずっと晴れて農作業は順調だ。また栽培する作物の生育も非常に良好だ。

①4月19日にきゅうりの苗を定植し3週間でトンネルを撤去することになったが、気温が高かったこともありかなり生育が良い。一部の苗では収穫まで数日程度というものもあるくらいだ。
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②先週のトマトに続き今週はきゅうりの支柱を立てだ。トマトの支柱は真っ直ぐに立てればよかったが、きゅうりは逆ハの字になるよう水平器で測定しながら立てていくため、精度と美しさを求められるやや難しい作業だ。
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③区画の境界にメインの支柱を立てたら、横パイプを渡して固定し、ひと苗に2本ずつ支柱を立てていく。山下農園では、ひと苗を2本立てにして育成するのだ。
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④最後に支柱の高さを揃えれば出来上がり。山下農園では美しさにもこだわるので、支柱の高さや角度についても手直ししていくのだ。
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➄支柱立てが終了したら苗の誘引だ。午前中の苗は水分がたっぷりなので折れやすく、かなり生育していることもあり、2人で誘引作業するように指示が出た。ベテランのFさんはひとりでサクサクと誘引をこなしていく。
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➅完成した誘引と早くも花が咲き始めた苗 今年もいよいよきゅうりの誘引と収穫が始まる。夏の到来だ。
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横浜・池辺農園 そら豆の出来が良くない [山下農園のはなし]

2月には、雪に埋もれたそら豆を掘り出し、その後順調に生育してきたように見えたが、4月以後生育が遅いようだ。

①生育が遅れていたそら豆だが、4月半ばを過ぎてようやく花が咲いた。しかし例年に比べるとかなり背が低く生育が良くない。定植の時期が若干遅れたのと2月の大雪の影響だろうか。
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②雑草防止と麦藁を獲るために小麦を植えたが、そら豆を覆うほど生育が良い。例年、この時期そら豆は腰の高さよりも大きくなり莢(さや)を付ける頃だが、今年はまだまだ背が低く豆の莢が小さい。
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③無事に花が咲き、これから莢が大きくなるという時期に、アブラムシがびっしり付いてしまった。
牛乳や木酢液などを吹きかけると効果があるということだが、大量のアブラムシが付いてしまったので手遅れかもしれない。
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横浜・山下農園 トマトの支柱立て [山下農園のはなし]

4月第3週末にトマトの苗を定植し、トンネルをかけて育成を行ってきたが、ここのところの気温上昇で生育が進んだので、今週トンネルを外して支柱を立てる作業を行った。

①まずはトマトの枝に気を付けながら、トンネルのビニールを外していく。
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②次に支柱立てを行うが、まずはU字パイプを個人区画の境に立てていく。まっすぐ差し込むためには、ふたりで左右同時に声をかけながら作業することがポイントだ。
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③次に横パイプを渡して固定し、最後に仕上げのたて支柱をひと苗に1本ずつ立て、固定したら完成だ。ただし山下農園では細かいところまでこだわる。支柱の高さを揃えるために一本ずつダンポールを使って高さを計測して頭を合わせていく。
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④支柱立てが終了したら、トマトの苗を支柱に誘引していく。新人のOさんが器用に誘引している。
作業のポイントは、将来の生育に備えて、誘引は小指一本が入るくらいの余裕をもって結び目を作ることだ。
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➄全員無口になって、トマトの誘引作業に没頭する。
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横浜・山下農園 トマトときゅうり、なすの定植 その1 [山下農園のはなし]

さて先週は張ったマルチに定植位置を決めるマーキングを行ったが、今週は、その位置を掘って苗を定植していく。

①トマト、きゅうり、なすの苗が中山の三好種苗から届いた。いよいよ夏野菜の定植だ。
トマトは大玉が麗夏、中玉がフルティカ、ミニトマトはアイコ、今年から初めて作付けするゴールドトマトは桃太郎ゴールド、調理用はサンマルツァーノだ。今年は試験的に全品目を栽培してみることにした。
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②トマトの定植 マルチに包丁で切れ目を入れてから、シートを織り込んで、定植コテで穴をあけていく。その後水をたっぷり張ってからネキリ虫対策用の薬剤を少量入れて、苗を定植していく。
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③トマトの定植にあたっては苗の向きがもっとも大切だ。すでに苗には花が咲き始めているが、トマトは一定方向に花を咲かせる習性があるため、通路側に花が来るように向きに注意して定植していく。
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④苗の定植が終わったら、仮の支柱を立て苗を誘引しておく。その上からビニールをかぶせてトンネル掛けする。DSCF2026.JPG

今年もまっすぐできれいに定植ができ、無事作業を終了した。




横浜・山下農園 2014年度最初の作業はマルチ張り [山下農園のはなし]

4月5日は2014年度山下農園の第1回目の共同作業だ。早いもので入園して9回目の春を迎えることになった。
3月に土づくりを終えた農園の土は、4月に入り雨が続いたこともありやや重い感じだ。雨が少ない乾燥した状態よりは良いが、鍬入れが大変かもしれない。

まず最初の作業はマルチ張りから。上期に8種類の夏野菜を栽培するにあたり、マルチは全部で9本張るが、今日は来週播種予定のスイートコーン、インゲン、枝豆用のマルチを3本張る。
去年の9月以来7カ月ぶりのマルチングなので段取りをよく覚えていない。去年の作業を思い出しながら勘所を外さないように気を付けて作業を進める。

①まずはメジャーで寸法出しをしてから、ひもを張って地面をならしていく。ここで大切なのは、マルチと地面に空間ができないようにあらかじめローラーをかけて地面を平らにしておくことと、周りより若干高くなるように土真ん中に寄せておくことだ。このひと手間がマルチ張りの出来に影響し、最終的には作物の生育にも関わってくるのだ。
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②次に鍬でマルチを固定するための溝を掘っていく。鍬を使うのも半年ぶりなので肩に力が入る。
この溝は浅すきてすぎても深すぎてもダメで、ガイドひもの内側や外側にズレてしまってもマルチングの出来に影響が出てしまう重要な作業だ。マルチの端が両側とも均等に15~20センチずつ土の中に隠れて固定されるように、ひもに沿ってまっすぐ程よい深さにサクって行く必要がある。この辺をいい加減に済ませてしまうと、風が吹いたり大雨が降るとマルチが簡単に剥がれてしまい、張り直しをしなければならなくなるのだ。
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③いよいよマルチを張っていく。今日は風がないので一気にポリエチレン製のマルチを張ってしまい、前後左右の位置をFIXしてから、左右同時にパスクリップで留めていく。強めに張って固定しておかないと、来週になったらマルチが緩んでシワだらけになってしまうので注意が必要だ。
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④最後に土をかぶせて、足で踏んで、最後に地面を平らにならして終了だ。
今回もまっすぐシワもなくきれいにマルチが張れた、上出来だ。来週もこの作業を行い、最終的に9本のマルチを一本ずつ手作業で張っていくことになる。
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横浜・山下農園 待ち肥づくりが終わったら牛糞堆肥を撒いて全面耕耘だ [山下農園のはなし]

今年も春の土づくりを前に、戸塚区の小野ファームから牛糞堆肥が届いた。いよいよ土づくりの開始だ。
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①受け入れた牛糞堆肥は、一輪車に積み込んで畑全体に撒いていく。ひと区画30平米に一輪車で6杯ずつの堆肥を投入する。堆肥は熱発酵し湯気が立ち込めているので、その熱気に息もできずむせかえるほどだ。
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②牛糞堆肥をまんべんなく広げてから化成肥料を入れていく。土壌分析の結果によると、当農園の土質はおおむね良好であるが、P2O5(リン酸)がやや過剰との結果が出たので、リン酸成分が少ない化成肥料を施肥する。
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③肥料関係の投入後に耕耘機で全面耕耘に入る。1往復するのに約10~15分程度要し、畑全体を耕すのに約13~14往復程度は必要なので、約3時間を要する計算だ。
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④耕耘を終え、土が落ち着いたら、足踏みして土を踏み固めてからレーキで平らにしていく。最後に区画ごとの杭を打ち込んで今日の作業終了だ。
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これで土づくりは終了で、2週間畑の土を落ち着かせて、4月に入ったら夏野菜の播種や定植に入る。
さあ、いよいよ今年も野菜作りが始まるのだ。

横浜・山下農園 2014年シーズン最初の農作業は土作り [山下農園のはなし]

山下農園の2014年度最初の作業は、トレンチャーという溝掘り機を使った『待ち肥』づくりの作業だ。
トマトやきゅうりなどの夏野菜が夏バテしやすくなる7~8月でも、地中まで伸びた根が十分な養分を吸い上げて元気な実をつけられるよう、あらかじめ作付け場所の真下に待ち肥を施しておくのだ。プロの農家でもあまり行われない手間のかかるこだわりの作業だ。

①今年もトレンチャーが畑にやってきた。この農機具を使い約40m*深さ1m弱の溝を6本掘り、溝の中に野菜の残さや牛堆肥、化成肥料などを投入し埋め戻していく。
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②トレンチャーで掘った穴に、まずは乾燥させておいた野菜の残さを投入し、よく踏んで空気を抜いてから堆肥⇒化成肥料⇒土⇒堆肥⇒化成肥料⇒土の順に投入し埋め戻していく。
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③この一連の作業を穴に入った男たちが、前から順番に手際よく進めていく。体力のいる大変な作業だ。
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④元通りの平らな状態に戻った農園の地面。最後によく踏んで土の中に空洞ができないようにしていく。空洞が残っていると、地中深く伸びた根が空気に触れて傷んでしまう可能性があるのだ。
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⑤トマト、きゅうりの個人区画だけではなく、なが芋を作付ける共同区画にもトレンチャーで溝を掘っていく。
なが芋の場合は養分補給のための『待ち肥』づくりではなく、芋を真っ直ぐに生育させ、収穫の際にも抜きやすいよう、あらかじめ土を耕運して柔らかくしておくのが目的だ。
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横浜・山下農園 土曜日の大雪で収穫できない [山下農園のはなし]

土曜日の雪は横浜でも相当のものだった。私が住むセンター北の駅前広場公園では大勢の子供たちが雪だるまを作っている。ここまで積もることはめったにないので、貴重な体験になったことだろう。
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節分が終わり立春を迎えたので、いよいよ春の訪れなのだが、横浜は週末から寒波に見舞われ、全く春の気配は感じられない。そろそろ東方町にある天満宮の梅も開花しつつあるのだろうか。

①土曜日の大雪から3日目だが、山下農園の畑に積もった雪は全く融ける気配がない。これでは作物の手入れもできない。
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②ほうれん草などの葉物野菜は完全に雪に埋もれてしまい凍っている。ほうれん草は霜には強いが、長期間低温にさらされるので品質的に大丈夫だろうか。
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③共有地に余ったキャベツの苗を作付けし、そろそろ収穫適期になっていたが、見事に鳥にやられている。雪が降ると地面が雪で覆われてしまい、虫や植物が隠れてしまうで食料が不足するのだろう。鳥たちには分け前をあげても構わないので、食べるなら全部食べ切ってほしいものだ。
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